OMソーラー冬の仕組み
OMソーラーは、別名「太陽熱空気集熱式パッシブソーラーシステム」と言われ、太陽の熱で床暖房しながら換気するシステムです。その考案者は、東京芸術大学名誉教授の奥村昭雄氏。開発時のコンセプトは、「冬の室内温熱環境を太陽熱を使って底上げできないか?」というものでした。自然の力を建物に利用し住宅に必要なエネルギー負荷を軽減する、パッシブデザインの考え方をもとに、「どうなっていれば人は快適なのか?」「足りているとはどういうことなのか?」を突き詰めて考え、そして、試行錯誤を繰り返し、現在のカタチにたどり着きました。
冬あたたかく、夏すずしい家
《冬》
「干した布団は夜まであたたかい」OMソーラーの冬の仕組み
よく晴れた日に干されたふとんに夜寝ると、誰もがその心地よいあたたかさを実感できます。冬のOMソーラーの家を例えるなら、まさにその心地よさ。軒先から取り込まれた新鮮な空気は屋根を伝い、ガラス部分で一気にあたためられます。昼間は、それをベタ基礎へ熱として貯金し続けます。夜、十分に貯められたその熱は自然に放熱され、室内は自然なあたたかさに包まれます。そして、その心地よさは次の日の明け方まで続いていくのです。
熊谷地域の年間日照時間
私たちの暮らす熊谷の地域は、年間の日照時間が2,100時間を超えます。これは、全国的に見ても、太陽を利用するにはとても適した地域であると言えます。
《夏》
夜間外気取り込み
よく晴れた日に干されたふとんに夜寝ると、誰もがその心地よいあたたかさを実感できます。冬のOMソーラーの家を例えるなら、まさにその心地よさ。軒先から取り込まれた新鮮な空気は屋根を伝い、ガラス部分で一気にあたためられます。昼間は、それをベタ基礎へ熱として貯金し続けます。夜、十分に貯められたその熱は自然に放熱され、室内は自然なあたたかさに包まれます。そして、その心地よさは次の日の明け方まで続いていくのです。
春から秋は太陽の熱でお湯を採る
春から秋のOMソーラーは、屋根の熱をお湯採りに利用し、余った熱を屋外へ排出します。お湯採りは、春から秋にかけて30~50℃のお湯が1日約300リットルとれます。お風呂やシャワーに太陽の熱が十分使えるため、とても経済的です。
熊谷地域の最高気温
2007年8月16日、熊谷の観測所で40.9℃という日本観測史上一番の最高気温を記録しました。この地域の夏は、秩父の山々からのフェーン現象と東京のヒートアイランド現象が重なり、極めて過酷なモノとなっています。
OMソーラーの5つのポイント
春や秋のような、ほどよい自然なあたたかさ。間取りからの解放。室温の均一化、あたたかさのバリアフリー。夏も人にやさしい採涼換気効果。エネルギー消費が少ないシステム。