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谷は南に荒川、北に利根川と一級河川に挟まれ山々に囲まれる緑豊かな盆地であるがゆえに、これまで大きな災害もなく豊かな自然が残る田舎です。そんな熊谷で育った私(原口紀一郎)は田舎や自然が大好きです。Narrativeスタッフは趣味が多いスタッフばかりなのですが、私はアメリカに魅せられ、時間を見つけては訪れることが多くなりました。
私がであった風景の中でも最も強烈で大好きなものーーそれは、“巨大な田舎”とも言われるカリフォルニアの街並みでした。街そのものがカッコいい!とも思いましたが、私の職業上、車を走らせて目に入るのはやはりカリフォルニアの住宅やお店、建物でした。そして、街と自然を自由に行き来しながら日々を楽しんですごすカリフォルニアの人たちのライフスタイルに共感と興奮をし、日本や熊谷でも、こんな暮らしができたらいいなあと強く思い、Narrativeの住宅ラインナップにカリフォルニアスタイルの「N-base」を創ることになったのです。

“ecoな空間を創る”というコンセプトからはじまった「economa」プロジェクト。暑さ日本一のまちとして2007年から話題のここ熊谷で、ecoに暮らすためには......とNarrativeと建築の専門家である設計士と一緒につくったのが初めてのeconoma第1弾でした。熊谷の気候風土を考慮したエコロジーで持続可能な家づくり、豊かな暮らしができる住まいを目指したプロジェクトのはじまりです。
そこから2弾、3弾と、“設計士と一緒に建てる家づくり”として継続してきました。建築と同時に、資源を再活用をしようと、大工さんと一緒に家づくりの端材を集めて、鳥の巣箱作りや木椅子作りのワークショップ・イベントも開催。家だけでなく、地域の自然環境や五感を働かせる暮らしを、住み手とつくり手と一緒に創造しています。現代はIT技術の発達や、パソコン・タブレットなどスマートデバイスの普及により、誰もがコンピューターやアプリを使って住宅の間取りをものの数秒で書けてしまう便利な時代になりました。
ではなぜ、木の家づくりには設計士がいるのでしょうか??例えば建築の確認申請を取るため??......決してそうではないとNarrativeは考えます。やはりお客さまにとって人生で一番高いお買い物になる家づくりを、つくり手が自らの家であるかのように、責任と誇りを持って携わること。建築のプロである専門家と、お客様の生活スタイルを一緒に考えることで、将来に渡って後悔のない、永くご満足いただける家づくりとなると信じています。

Volks(フォルクス)とはドイツ語で“国民的”を意味する言葉です。ドイツのフォルクスワーゲンは国民が安心して誰でも乗れるシンプルな国民車を目指して名付けられたのだとか。当社のVolks Hausも住み手の皆さまが安心して暮らせるロングライフ住宅を実現するため、柱間は最大4mのスパン、田の字型の間取りで強固な躯体とし、シンプルだからこそ強く信頼できる木の家となっています。